喪中の時のお正月の過ごし方についてお話ししていきます。
おせち料理はどうすればいいのか、お年玉はどうすればいいのかなどなど分からない事も多い事でしょう。
喪中の時のお正月はいつもとは違うお正月となるでしょう。
詳しくお話ししていきます。
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喪中の期間のお正月と言うとなんだか今まで一緒に過ごしていた身内がいなくなってしまい寂しい思いですよね。
そんな中でのお正月と言うと今までのお正月とはなんだか違ってきます。
喪中の時は年賀状を控えたりと言うのはご存知の方も多い事でしょう。
でも、おせちは?とかお年玉は?とか初詣はとなると分からない事が多いでしょう。
まず、お正月を迎える前に喪中ハガキを年末に出しておく必要があります。
喪中はがきは、10月下旬から12月の上旬頃に出しておきましょう。
あまり遅いとすでに出してしまったとなるので、遅れないように出しておきましょう。
喪中は新年のあいさつを控えることを詫びる年賀欠礼状(喪中はがき)となります。
お年賀はどうすればいいのでしょうか?
通常ならばお年賀を渡してご挨拶をしていきます。
でも、喪中の時には原則、新年のお祝い(年賀)に関するものは控えていきます。
喪中の時に訪問した方がお年賀を持ってくると言うのもないでしょう。
お正月飾りなどは控えていきます。
喪中は最長1年です。
喪中の間にお正月を迎えることも多いです。
正月飾りや鏡餅など新年を祝う意味合いのものは控えるようにします。
世間一般の常識では、お正月飾りはしません。
近所の方も、喪中なのにと思うでしょう。飾らない方がいいです。
門松やしめ飾りなど、外に向けて飾ると、周りの人から
「知らないのかしら?」
「言ったほうがいい?」
「喪中なのに」
と非常識と思われたりしてしまいます。
気を遣わせることになりますので、控えた方がいいでしょう。
でも、故人が毎年楽しみに飾っていたり、湿っぽいのが好きではないと言うならば家の中だけで、その雰囲気を作ってあげてもいいかもしれません。
おせち料理は食べてもいいのでしょうか?
おせちは、祝い事の料理になるので、控えた方がいいと言われることもあります。
でも、お坊さんの話では、
「忌があけたら(四十九日後)いいのでは?」
「気になる方は、エビや紅白のかまぼこを抜いたりするといいでしょう」
という話でした。
身内の中で嫌だとこだわる人がいたら無理におせちとしなくてもいいでしょう。
おせち料理などは状況を見て作ってもいいでしょう。
子供にあげるお年玉なども年賀に関するものなので、本来であれば控えます。
でも、お年玉は、子供にとっては楽しみでもあります。
新年のお祝いとしてではなくて「書籍代」など別の名目でお金を渡すようにするのはいいでしょう。
もともとお年玉は、「歳神(としがみ)様」に供えた鏡餅を、参拝者に配ったのが始まりとされています。
お年玉は、神事なので、お年玉をあげたりもらったりするのは、何の問題もないとも言われています。
ただ、紅白の水引のついたポチ袋は避けておきましょう。
初詣は喪中は控えた方が良いと思われがちでもあります。
でも、正確には神社への参拝を控えるのは忌中の期間です。
神道では忌中は最長でも50日間です。
それ以後は穢れが晴れているという考えなので参拝は問題ないです。
仏教には本来「穢れ」の概念はありません。
忌中に迎えた正月に初詣をしたい場合はお寺へお参りしていくといいでしょう。
忌中の期間でも神社もお清めの儀式などを行うことで参拝が許可されることもあります。
どうしても神社に参拝したい場合は直接、神社に連絡をして相談してみましょう。
基本的に忌があけたら、神社へのお参りは大丈夫です。
初詣も行っても問題はありません。
お寺の場合はどうでしょうか。
お寺は、死を「穢れ」と捉えないので、参拝することは特に問題はありません。
喪中ハガキで、欠礼のすでに挨拶していますよね。
年明けに会ったときの挨拶としては、
「あけましておめでとうございます」
ではないです。
「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。」
と言うようになります。
「おめでとう」とならなければそれでいいでしょう。
逆に、言われた場合は大丈夫です。
失礼と思われる人も多くいるようですが、年賀状が届く分についても大丈夫なのです。
おめでとうのはがきをもらったら身内の人が亡くなってすぐだと悲しいかもしれません。
でも、明るく励まそうとしてくれているんだと思って考えて下さいね。
門松をしまう「松の内」(1月7日)を過ぎてから、立春(2月4日頃)までの、寒中の間に、寒中見舞いを出すといいでしょう。
寒中お伺い申し上げます。
喪中のため、年頭のご挨拶を遠慮させていただきました。
本年も何卒よろしくご厚誼のほどお願い申し上げます。
などと言う寒中見舞いがいいでしょう。
喪中で最も悩むのが年賀状です。
喪中に新年を迎える場合は、年賀欠礼状(喪中はがき)を出して喪中で新年の挨拶を控えるお詫びを伝えていきます。
喪中の範囲は基本的には喪中の範囲と同じく二親等までです。
また、喪中はプライベートな事柄でもあります。
公の関係にあたる会社や取引先の人などには通常通り年賀状を送っても構わないとされているのです。
喪中はがきを出す時期としては、「新年の挨拶を控える」ことを伝えるものなので11月中旬か遅くとも12月初旬までには届くようにしておきます。
相手が喪中と知らずに年賀状を出すこともあるでしょう。
先方が年賀状の用意を始めるよりも早めに届くようにすることが失礼にはならないでしょう。
喪中の時のお正月にはいくつかわからないことがあるでしょう。
身内がなくなってからのお正月となると寂しい思いでお正月と言う気持ちも薄れてしまうのではないのでしょうか。
でも、故人があまりしんみりとと言う人でなければ控えながらも通常のようにしてもかまわないようです。
初詣も神社とお寺では違うのでまずはその神社によっても違ったりする場合があるので問い合わせをしてみるといいでしょう。
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