除夜の鐘と言うと12月31日に撞いていきますよね。
除夜の鐘を聞くと気持ちもなんだか清められる感じもします。
そして、今年も終わりなんだ、新しい年を迎えると思います。
その、除夜の鐘の意味や由来、撞く回数やその理由などを解説していきます。
スポンサーリンク
除夜の鐘って多くの方が知っているのではないのでしょうか?
除夜の鐘とは、大晦日(12月31日)の深夜0時をはさんで撞いていく鐘のことを言います。
12月31日にちょうど日付けが変わり新しい年になる時を鐘が繋いでいきながら新年を迎えていきます。
人には108つの煩悩(ぼんのう)があると言われています。
その煩悩を祓うために除夜の鐘を撞く回数も決まっています。
除夜の鐘を撞く回数は108回となっています。
その煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心のはたらきのことを言います。
その考え方は、仏教における考え方からきています。
除夜の鐘の意味と由来ですが、説明していきます。
除夜の鐘の由来については、除夜の鐘をつく理由は、人の心にある煩悩を祓うためと言われています。
仏教での考え方でもありますが、人には108つの煩悩(=ぼんのう)があると考えられてきました。
その煩悩を祓うためにつく除夜の鐘の回数は108回とされているのです。
108回とは言ってもなかなか全部の鐘の音を聞いていくと言う人も少ないのではないのでしょうか?
12月31日の大みそかの真夜中に鳴り響く鐘の音ですね。
煩悩と言う意味はどんな意味があるのでしょうか?
煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心のはたらきのことを言っています。
仏教用語でもあります。
惑 (わく) ,随眠 (ずいみん) とも言います。
悟りの境地を妨げる一切の精神作用をさしています。
人の心の乱れや汚れを煩悩と考えていくつかの煩悩を挙げていきます。
・欲望:肉体的および精神的なもの
・怒り
・執着
・猜疑
などがあります。
誰でも持っているものではないのでしょうか。
このような煩悩を除夜の鐘を聞く事、撞く事で祓ってくれるのです。
除夜の鐘の意味です。
除夜の鐘と言うのはなぜ、なぜ大晦日に鐘をつくのでしょうか。
煩悩を祓うのならば何も12月31日にしなくてもとなります。
108回鐘を撞くさえす大晦日でなくても良いのではと考えてしまいますがどうしてなのでしょうか?
大晦日に鐘を撞くと言うのにはいくつかの理由があります。
本来ならば日頃から仏教の修行を積むことによりこれらの煩悩(心の乱れ)を取り除いていくものでもあります。
修業が必要でもあります。
なので、除夜の鐘には厳しい修行を積んでいない人々も心の乱れや汚れを祓う力があるという信仰が現在まで伝わってきました。
それが、除夜の鐘の儀式となって続いています。
と言うわけで除夜の鐘は普通の日ではなく「除夜」の大晦日に鐘を打つと言う事になっているのです。
仏教寺院などにある鐘は、梵鐘(ぼんしょう)と呼ばれています。
仏具(仏教の儀式で用いる用具)の中でも重要なものとなります。
正月に関しては、除夜に鐘をつく風習だけが今に残っているようです。
梵鐘の澄んだ音と言うのは、とても心に残り心にしみわたるような気がします。
鐘を叩くことで私たちの魂が共鳴するような気持ちにもなっていきます。
除夜と言うのは、除日(じょじつ)の夜のことを言います。
「除」と言うのには、古いものを捨てて新しいものに移るという意味があるのです。
除日と言うのは、1年の一番最後の日を意味します。
それが、大晦日(おおみそか)のことを言うのです。
戦時中と言うのは、各地の寺社から鐘が供出されたため、除夜の鐘をつくことができないお寺もありました。
除夜の鐘も平和の象徴の一つでもあるのです。
除夜の鐘には意味がちゃんとにあるのですね。
煩悩を祓うと言う意味でもあり、人間には、108つの煩悩があります。
なので、108回除夜の鐘を撞くのです。
除夜の鐘はとても心に響いていきますよね。心も清められます。
スポンサーリンク