乾電池は購入したときに何個か入っています。
でも、1度に何本も使わないという場合があります。そうなると乾電池が残ってしまいますよね。
開けてしまい使っていく乾電池はいいのですが、他の使わない乾電池の保管方法に困ります。
そのままにしてしまうと未使用の電池が使えないのではないかと心配になります。
せっかくまとめて買ったのにどうなのでしょうか?
乾電池の未使用の保管方法についてお話ししていきます。
スポンサーリンク
目次 、表示 、非表示
乾電池で開けた未使用のものの保管方法についてお話ししていきます。
ひとくちに電池といっても一般的にマンガン乾電池とアルカリ乾電池、リチウム乾電池と呼ばれるいわゆる使いきりの電池(一次電池)があります。
また、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池、車のバッテリーなどでお馴染みの蓄電池(二次電池)、太陽電池(物理電池)など、いろいろな種類があります。
ここでは、乾電池についてお話していきます。
1度開けてしまった乾電池は使えなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。
開けた電池ってそのまま置いておくとダメになってしまうのでしょうか?
電気回路に接続しなければほとんど電圧は低下しないのですが、乾電池も使用期限はあります。
使用期限が乾電池に刻印されているので特に何も包まずに室内で温度の低い場所においておけば2~3年は大丈夫です。
乾電池を購入してパッケージから出しても 出さなくても 保存と言う点では変わらずに同じと言います。
乾電池の保存場所としては高温は避けていきます。
涼しいところに保管していくのがいいのです。
問題は パッケージから出してしまうと分からなくなるという事です。
と言うのは、この乾電池は、未使用か、使用済みかとなります。
区別しにくくなります。
よく、使ってみて
「ダメだ」
「これは使える」
「これは使えない」
なんて言うのをやってしまう事があります。
そうならないようにしっかりと使える電池とそうでない電池、未使用電池を区別して保管しておきましょう。
一旦開封した乾電池は、使用しなくても徐々に放電はされてしまうという話しもあります。
放電する速度は時期によっても違います。
特に梅雨時の放電速度は速くなってしまいます。
保管していくときに種類の異なる電池が影響し合うということは考えられません。
なので同じケース内に種類の異なる電池を入れても構わないでしょう。
種類、メーカーが違うものを別々にしておかなくても一緒にしておいても大丈夫です。
でも、気を付けなくてはいけないのは、残量が異なる電池を使ったり、種類の異なる電池(アルカリとマンガン等)を使ったりすると液漏れの原因になるので気を付けましょう。
では、保管の仕方についてまた、放電を防ぐにはどうしたらいいのかいくつかの方法があるので詳しくお話していきます。
乾電池をビニール袋に入れて保管していきます。
乾電池をビニール袋に入れて袋の中の空気を絞り出していきます。
そして、潰れた袋の口をしっかりと縛って空気の流れを防いでいきます。
そうすると自然な放電を防いで長持ちしていきます。
大きなビニール袋ではなくてできるだけ小さなビニール袋に入れていき中の空気を押し出していきます。
結び目を固く結んでおくとある程度の自然放電は防げると言います。
サランラップでの保管もビニールと同じような効果が期待されます。
同じ効果があるとは言っても巻き方の工夫が必要です。
ただ巻くだけではあまり意味がありません。
縦横グルグル巻いていくといいです。
グルグルと巻いていかないと空気が入ってしまいます。
空気の入る隙間を作らないようにグルグルと巻いたほうがいいのです。
ジップロックなんかも保管方法で便利です。
ジップロックでも乾電池の保管ができますが、たくさん入れ過ぎない方がいいと言います。
タッパの保管方法もいいです。
乾電池を保管する場所についてお話ししていきます。
電池は化学物質が入っているので、暑さや湿気はあまりよくありません。
高温・高湿、直射日光のあたる場所での保管はさけましょう。
置き場所によっては寿命が短くなるばかりか、破裂・液漏れをおこす恐れがあります。
保管する部屋についてあまり高温ではよくありません。
真夏の炎天下に放置と言うのはちょっといけませんが、電池にとっては、およそ40℃ 以下なら問題無いと聞きました。
できるだけ涼しいところに保管していきましょう。
冷蔵庫に保存したらよいと聞いたことがあるますがどうなのでしょうか?
効果はわかりません。
ラップにくるんで冷蔵庫で保存するそうです。
とは言っても結露なんかは心配ですよね。
常温の場所に保管した場合には、1年間に約3~5%自然放電してしまいます。
保存温度が低い方が良いのですが、冷蔵庫で保存数するという場合には結露しないように気を付ける必要があります。
電池の液漏れについてお話ししていきます。
乾電池の液漏れの条件がいくつかあります。
どのような条件なのでしょうか。
・電池が消耗している
・過放電である
・温度が高過ぎる
・損傷している
・製造から長い期間が経っている
などです。
時計やリモコンなどは、電池が弱っても駆動し続けています。
ダメかなと思いながらも使う事があるかもしれません。
最後の最後まで電池が電池切れまで動く事が多いですね。
その場合は液漏れし易いと言われています。
なんだか電池が切れてそうと思ったら早目に電池交換をした方がいいです。
開封した電池は(+)極と(-)極が接触しないようにしていきましょう。
テープ等で絶縁して保管するようにしましょう。
また、ショートも禁物です。
金属容器などの保管は避けましょう。
ポケットやカバンに電池と一緒にキーホルダーやネックレスなどの貴金属もいけません。
金属類とは分けて保管しましょう。
また、誤飲してしまうのは危険なので乳幼児の手の届かないところに保管しましょう。
電池の誤飲事故も多いと言います。
92%は3才以下の乳幼児と言う報告があると言います。
高温、湿気のあるところの保管は避けましょう。直射日光の当たらない日陰で保管していくようにしましょう。
ひとくちに電池といっても多種多彩です。
お店に行き、電池を選んでみてもたくさんの電池があるのでどの電池にすればいいのか悩んでしまいますよね。
電池は電気エネルギーを取り出す方法の違いから、「化学電池」と「物理電池」に大別されます。
化学電池は、さらに使いきりの「一次電池」や充電して繰り返し使う「二次電池」などに分けられます。
一般的に「乾電池」と呼ばれるのは、一次電池です。
構成する内容物の違いで性能や特性が異なります。
形も色々で多様化しています。利用していく機器に合わせて、最適な乾電池を選んでいくといいでしょう。
乾電池の廃棄は、原則的には一般のゴミとして処理してよいことになっています。
でも、ゴミの収集や処理は各地方自治体が行っています。
なのでその地域によって違いがあります。
その地域の指示に従って捨てていきましょう。
1985年(昭和60年)に厚生省から「使用済みの乾電池は一般の不燃ゴミと一緒に処理しても生活環境保全上、特に問題になる状況にない」と発表されました。
でも、処理の具体的な方法については各自治体の判断に任されています。
そのために分別回収するかどうかも含めてそれぞれの対応が違います。
使用済みのボタン乾電池は資源再利用のために回収しているというので購入した販売店に返していきましょう。
欧米の乾電池は早くから「有効期限」を表示していました。
世界でも日本と南アフリカなどの一部の国のみが「製造年月」を表示していました。
そんな中で、使う側は、
「いつまで使用できるのか」
と言うのがわからない方は多いようです。
1993年4月に日本工業規格(JIS)が改正されました。
その際、「使用推奨期限」を乾電池に表示するようになりました。
「使用推奨期限」の定義は、「その期限内に使用を開始すれば電池は正常に作動し、JISに規定する持続時間等の性能を満足する期限」となっています。
その見方がなかなか難しい感じです。
乾電池本体への具体的な表示としては月2桁、西暦年号末尾4桁で表示しています。
見てもわからないという方も多いでしょう。
例えば
09-2018 は、2018年9月と読んでいきます。
10-2000は、2000年10月と読んでいきます。
この表示は、使用推奨期限が過ぎると電池が使用不能となってしまうことを意味するものでもないようです。
使用推奨期限となっているので、まったく使えないわけでもありません。
でも、できるだけ使用推奨期限に使っていくようにしましょう。
乾電池の保管ではビニール袋やジップロックなどなどいくつかあります。
高温、高湿気は避けた方がいいです。
なるべく涼しいところに保管していくようにしましょう。
だからと言って冷蔵庫と言うのは極端ですね。
金属類などと一緒に置かないように記事を読んで気を付けて下さいね。
スポンサーリンク