七五三と言えば家族で成長をお祝いしていく日でもあります。
そして、これからの成長を楽しみに元気に育っていくように願っていきます。
その、七五三ですが、参拝するときに数え年と満年齢はどちらの参拝が正しいのでしょうか?
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七五三では、神社への参拝をしていきます。
11月に七五三をしていくので年齢はどう考えたら、どう数えたらいいのかと分からない方もいるでしょう。
数え年と満年齢はどちらの参拝が正しいのでしょうか?
日本では昔から、生まれた日から元旦までを1歳と数えています。
元旦に年齢が1歳増す数え方の「数え年」を使って年齢が数えられてきました。
でも、現在では、生まれた日を0歳としています。
翌年の誕生日で1歳年齢が増す「満年齢」で数えるケースが一般的となっています。
昔の数え方と今の数え方では違います。
昔は数え年で七五三を祝うのが殆どでしたが、現在では数え年はもちろん、満年齢で祝っても良いとされています。
特別な決まりはなく、数え年でも満年齢でも良いとされています。
数え年・満年齢どちらでも七五三のお祝いをしてもいいのです。
特別に数え年でなくてはいけないとか満年齢でお祝いをすると言った決まりはないのです。
3歳のお祝いを数え年で行う場合は、満年齢でいうと2歳で七五三のお祝いをすると言う事になります。
どちらでもいいのです。
この時期の子供の成長は早いです。
2歳と3歳では体の大きさ、身長や見た目など1年で大きく変わります。
成長が著しいです。
なのでまだまだ幼い赤ちゃんの頃のあどけなさが残るうちに七五三のお祝いをして写真に残したいと言う時には、数え年でのお祝いと言う方もいます。
もう少し成長してからとなると満年齢という数え方になります。
七五三では、普段気慣れていない着物を着ての参拝や写真撮影をしていきます。
子供にとっては大変な時間になってしまうかもしれません。
子供が疲れてぐずってしまうのではないか、泣いてしまうのではないかと心配する場合はもう少し大きくなってからの満年齢の3歳になってからのお祝いが良いでしょう。
子供の様子や状況に合わせて決めていいでしょう。
早生まれの子供(1月1日~4月1日に誕生日)は、どうすればいいのでしょうか?
数え年でのお祝いか、満年齢でのお祝いかで悩む方が多いようです。
特別な決まりはないのでどちらを選んでも問題はありません。
早生まれの子供の3歳のお祝いは、小さな子供の負担を考えて満年齢で行う事が多いようです。
兄弟姉妹がいる場合は上の子は満年齢、下の子は数え年で一緒にお祝いするなど、現代の七五三は子供の年齢に合わせて時期を選ぶことが多くなっています。
兄弟と一緒に七五三をすると言う方も多いでしょう。
家庭の事情や子供の様子、都合に合わせて良い方でお祝いの日を選んでいきましょう。
七五三では年齢ごとに意味があります。
各年齢で行う儀式などもあります。
年齢ごとにお話ししていきます。
3歳のときは、男女ともに髪を伸ばし始めるという「髪置(かみおき)の儀」の意味があります。
3歳 男児・女児 髪置きの儀と言うのがあります。
江戸時代は3歳までは髪をそり、3歳でそれを終了するという風習から来ています。
中世の日本では幼児は髫(うない)という、肩のあたりで切りそろえた髪型をしていました。
髪置きの儀を境に切りそろえていた髪を伸ばすようになります。
その髪置きの儀で児童の仲間入りをしましたと言う意味があるのです。
この風習は室町時代後期頃に広まったと言われています。
男の子の5歳は男の衣服、袴を着るという「袴着(袴ぎ)の儀」があります。
5歳 男児 袴着の儀です。
袴着はもと着袴(ちゃっこ)と呼ばれていました。
平安時代にこの儀式が行われていた記録があるといいます。
昔は男女とも行なっていたようですが、現在は男児が初めて袴を付け少年の仲間入りを果たす意味があるのです。
女の子が7歳になります。
7歳の時は着物帯を着はじめる「帯解(おびとき)の儀」という意味があります。
これは男子が袴を着用し始めるのが5歳となっていて女の子が幅の広い大人の帯を結び始めるのが7歳からだったと言われています。
7歳の女児が帯解きの儀です。
子供の着物には付紐といって、着物に帯の代わりになる紐がついています。
着やすくて着崩れしにくくなっていました。
帯解きの儀を経て女児は付紐を取って大人と同じ帯を使うようになるのです。
そして、それは社会的にも少女の仲間入りをしましたと言う意味があるのです。
七五三では数え年でも満年齢でもどちらでも行っていいとされています。
昔は数え年で七五三を祝うのが殆どでしたが、現在では数え年はもちろん、満年齢で祝っても良いとされています。
なので兄弟と一緒にとか子供の状況や様子に合わせて考えていいのです。
子供の成長を家族みんなでお祝いしていきたいですね。
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