喪中と言う方もいる事でしょう。
喪中の時にはお正月飾りは飾らない、年賀状は出さないなど知っている方もいるでしょう。
そうなると初詣はどうすればいいのでしょうか?
やはり初詣と言うとお正月に行くので控えた方がいいと考えるでしょう。
実際はどうなのでしょうか?
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喪中の時は初詣はどうするのか悩んでしまう方もいる事でしょう。
初詣に行ってもいいのかどうなのか。
結論から言うと初詣は、忌中の場合は控えた方がいいのです。
でも、忌中が明けて喪中の期間は初詣に行ってもいいとなるのです。
では、忌中と喪中。
「忌中」というのと「喪中」というのがあるのをご存知ですか?
「忌中」というのは亡くなった方が例えば実の父だったり実の母だったりした場合に亡くなった日から50日間を指します。
最大でも50日間です。
最大で50日間になりその人との関係によって異なります。
と言うわけで最大が50日になっていくので50日以上「忌中」が及ぶと言うものではありません。
なので例えば5月半ばに亡くなったとします。
その日から最大で50日数えてその50日間が忌中になります。
それ以降、最大で亡くなってから13ヵ月目までを「喪中」と言っています。
ここの部分がよく分かっていなくて忌中明けと言うのも理解できずにいる方もいるのではないのでしょうか。
喪中の間は、1年間神社に行ってはいけないと思っている方が多いのではないのでしょうか?
「喪中」というのは、あくまでも故人を偲ぶ期間でもあります。喪中となると「忌中」ではないため、参拝することに問題はないのです。
ではどうして忌中の間は神社に行ってはいけないのに、喪中はいいとなるのでしょうか?
この考えは、神社(神道)の死に対する考え方にあると言われています。
多くの神社では、「死」を「穢れ(けがれ)」として捉えています。この場合の穢れとは汚れとは違い、「気枯れ」という意味を言います。
大事な身内や親しい方が亡くなり、気が枯れている状態という事になるのです。
その沈んだ気持ちを周りに拡散させてしまってはいけないと言う理由があるのです。
と言うわけで亡くなってから間もない忌中の間は神社の鳥居の中の聖域に足を踏み入れるべきではないと言う考えがあるようです。
忌中の間は、神社にお詣りすることは出来ません。
とは言っても神社によって考え方が色々とあるので、大丈夫と言う神社もあります。
神社に確認をしてみると一番です。
お詣りが出来ないのはあくまでも忌中の場合のみとなります。
最大で50日の忌中の期間が過ぎて喪中になれば神社でもお参りすることは出来るようになります。
あくまでも神社にお参りできないのは忌中の間のみです。
喪中の間はお参りしても特別に問題はありません。
喪中の時にお守りやお札などはどうすればいいのでしょうか?
やはりお参りと同じで忌中の時にはお守りやお札は控えた方がいいとなります。
でも、忌中が明けて喪中の期間だとお守りやお札なども大丈夫となります。
今まで使っていたお守りやお札などはどうすればいいのでしょうか?
お焚き上げをしてもらう事でしょう。
でも、このお焚き上げも忌中の時には控えた方がいいです。
喪中の期間ではお焚き上げも大丈夫となります。
その年が厄年の時にはどうすればいいのでしょうか?
忌中の間は神社への初詣はできません。
神社の死に対する考え方から来るもので控えなくてはいけません。
でも、お寺はどうなのでしょうか。
お寺には、死に対する解釈に対して、神社とは異なります。
忌中の時に神社ではなくてお寺なら初詣そのものもお参りすることができます。
厄年の方は、厄除け、厄払いを行うでしょう。
お寺で行うものを厄除けと言います。
災厄が自分に近づかないよう、神仏の力を借りて厄を切り払ってもらうものです。
神社で行うものを厄払いと言います。
災厄をもたらすそもそもの災いの元を体から祓い除くために身を清めることです。
厄除け、厄払いのどちらを行えばいいのかとなると人それぞれの考え方となるでしょう。
でも、忌中の間は神社に行って厄払いをしてもらうことが出来ません。
忌中の場合には、お寺で厄除けをしてもらうか、忌明けを待ってから神社で厄払いをしてもらうかになります。
初詣は、忌中でなければ行っても大丈夫です。
忌中は最大で50日となります。
忌中が明ければ神社に足を運ぶ事も出来ます。
初詣やお守り、お札、厄払いなども出来ます。
神社とお寺の死への考え方が違います。詳しく確認したい方は行こうと考えている神社へ連絡をして聞いてみると確実でしょう。
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